delirious thoughts

by Kentaro Kuribayashi

ペパボはエンジニアを圧倒的積極募集中です!!1

ハンドメイドマーケットのminneへの積極投資など、いつになく攻めまくっているペパボですが、そのminneはもちろん、全体的に圧倒的成長していくためには、もっと多くのエンジニアが必要です。そのため、以下の通りたくさんの求人を行っているところです。

pepabo.com

様々なサービスにおいて、Webからインフラまで広く募集しているのですが、その中でもminneのモバイル開発をしてくださる方を急募しているところ。

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この写真は、minneチームのみんな。メンバーのid:hisaichi5518も「俺の胸にとびこんでこいよ」とばかりに、圧倒的調子こきっぷりをみせつけています。彼に免じて、どうか応募してください。お願いします。マジでマジで。

というわけで、↓↓↓からよろしくどうぞ!!1 ペパランチョンというのもやってるので、そちらもどうぞご検討ください。

pepabo.com www.wantedly.com

書評『pixivエンジニアが教えるプログラミング入門』

著者のid:catatsuyさんよりご恵贈いただきました。ありがとうございます。

pixivエンジニアが教えるプログラミング入門 (星海社新書)

pixivエンジニアが教えるプログラミング入門 (星海社新書)

本書は、先日紹介した『Webエンジニアの教科書』とは異なり、プログラミングの基礎が多少はある人に向けてWebプログラミングの概要を教える本ではありません。

例えば次のような方にオススメをします。

  • システムエンジニアプログラマーとプロジェクトを共にする、Webディレクター/デザイナーの方
  • プログラミングに興味はありつつも、なんとなく難しそうではじめるきっかけが掴めない方(10年前の著者)
  • 就職/転職の結果、全くの未経験からシステムエンジニアになることになった方
  • プログラミングによって何か動くものが作ってみたい方

(本書p.2)

そのようなターゲットに当てはまる人として具体的にどういう例があり得るかは、多岐に及ぶでしょう。著者は、「非エンジニアの新卒にプログラミング研修を行いました - pixiv engineering blog」にある通り、総合職の新卒社員への研修メニューとして本書の内容を作り上げたとのことなので、Web企業の総合職(エンジニアやデザイナのような専門職でない職種)というのが、まずはターゲットとして明確に認識されているのでしょう。ペパボでも、「研修 - 「はじめてUNIXで仕事をする人が読む本」を新卒入社生と読書会した話 - Qiita」にid:udzuraが書いている通り、エンジニアだけでなく総合職に対しても技術的な研修の必要を感じており、少しづつ取り組み始めているところではあります(そのことによってなんらかの成果が出ているかどうかはまだ未知数というところではありますが)。

また、「非エンジニア」に対してWebプログラミングについて教えることについては、Rails Girlsの取り組みもまた、有名かつ多数の実績を残しているところです。こちらも本書同様に、画像を投稿できるアプリケーションを題材に、プログラミング未経験の人が、なにかひと通りのアプリケーションを作り上げるところまでをゴールとしています。もう少しハードコアなところだと、「人は1ヶ月でエンジニアになれるのか」「人は一ヶ月でエンジニアになれるのか - 詳細解説」で語られる、未経験から職業エンジニアに一ヶ月でなるという研修プログラムも、最近話題になったりしたところです。

職業として必要だったり、あるいは「何か動くものが作ってみたい」という欲求を叶えるためにプログラミングができるようになることはそれなりに必然性のあることですが、そうではない人々が、「システムエンジニアプログラマーとプロジェクトを共にする、Webディレクター/デザイナーの方」のように、エンジニアとのコミュニケーションのために技術についていくばくかを知ることについて、需要が高まっているのかもしれません。それがなぜなのか、にわかにはわかりませんが、それらの人々が属する企業において日々開発しているシステムが、高度化・複雑化していることも要因のひとつにはあるでしょう。技術についてまるで知識がなければ、よいものを作れるはずがないからです。

というわけで、本書を読んで「プログラミングができるようになるぞ!」と思った方は、その気持ちが学習にとって一番重要なのですが、できれば周囲を巻き込んで、先生役と一緒に学ぶ仲間を見つけるのがよいでしょう。本書の記述は(その出自からでしょうが)ハンズオンによって進めていくことが前提になっています。執筆上の工夫については、著者自身が「細かすぎて伝わらない #金子本 の工夫ベスト5 - catatsuyとは」に書いていますが、その他にも、あたかもいま皆が同じ画面を見ながら読むことが前提となっている記述がいくつもあり(たとえば、Sublime Textのインデントについての場面)、それがライブ感を醸し出していてよいところなのですが、ともあれ「先生役」がいる方が、学習が捗るような構成になっています。

前述のRails Girlsの教材もまたよいものでありますが、本書はWebプログラミングにおける重要な項目を、160ページという分量で非常に要領よく取りまとめ、技術的にも正確、かつ、細部についてきっちり学習を進めていく意欲のある人にとっては、その先に広がる膨大な知識への入り口として適切なものであると思いました。まぁそこまでいかずとも、一般的な意味での職業的な努力として、おおいに関連する他職種の人々がどういうことをしているのかについて理解を深めるというのは、業務において当然役に立つことではあるでしょうから、それをこの本一冊で、まずはひと通り手を動かしながらやってみることができるというのは、お得なことでしょう。

pixivエンジニアが教えるプログラミング入門 (星海社新書)

pixivエンジニアが教えるプログラミング入門 (星海社新書)

2015年3月に読んだ本をブクログでふりかえる

今月は10冊。仕事がわりと忙しかったり、家でコード書いてることが多かったりで、あんまり読めなかったなあ。

同僚のid:hibomaに借りて「組織科学」を初めて読んだのだけど、とても面白かった。組織論関連の本はあれこれ読んでみたけど、論文ってほとんど読んでなかったのだが、いろいろと「え?そうなんだ!」と思わされることが多くて、よかった。引き続きウォッチしていってもいいかもしれない。あとバックナンバーを取り寄せるとか。関連としては、『人事よ、ススメ!』も要を得た内容でよい。

その他お仕事関連で『CIOのための情報・経営戦略』『内部統制の知識』『セキュリティ経営』など。その辺について自分が担当しているわけではないのだけど、ひと通りちゃんと学習しておかないと、議論のクオリティが担保できないなと思うので。しかし、読んでると眠くなるんだよなあ。面白くないわけではないが。

経営学っぽい本読むのも飽きてきたので、次は経営史とかコンピュータの歴史とかの本を読んでいきたいところ。なんか、現在のことばかり考えていて、発想が小さいなと思うので。

kentaroの本棚 - 2015年03月 (10作品)
東京の台所
大平一枝
読了日:03月29日
評価4

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書評『Webエンジニアの教科書』

ヒトメディアの3人による『Webエンジニアの教科書』をご恵贈いただきました。ありがとうございます。

Webエンジニアの教科書

Webエンジニアの教科書

桜の満開に咲き誇る今日このごろ、新入社員が入ってくる季節です。やることに濃淡はあれ、各社それぞれで新人研修をどう行っていくか、あれこれと考えを尽くしているところでしょう。ペパボでも「GMOペパボのエンジニア新人研修」に書いた通り力を入れていて、今年もまた、新しく入ってくる人々に対して円滑な組織社会化をもたらせるよう、受け入れ準備をしているところです。

エンジニアの研修カリキュラムとしては、大きくはRailsによるWebアプリケーションの基礎、構成管理ツールを用いたサーバ構築のふたつをやっていたのですが、今年はモバイルについてもやるようにしました。このご時世にモバイルについてまったくやらないのはさすがにありえないだろういうことで追加したわけですが、それで十分というわけではありません。

Webエンジニアとして「一人前」になるには、あれもこれもと言い出すとキリがない分量の知識を学ぶ必要が出てきます。

ここまで見てきたように、基本的にWebエンジニアがやる内容は多岐にわたります。技術的な移り変わりも激しいので、3年後、5年後というスパンで見ると、「今と同じ技術を使って同じことをやっている」と自信を持って答えられるひとは少ないでしょう。常に新しい技術や手法を学習することが必要になってくるのがWebエンジニアという職業だと筆者は考えます。

(p.16)

そう述べながら本書が例として挙げるのは以下の通り。

  • HTML
  • CSS
  • フロントエンド
  • サーバサイド
  • データベース
  • Webサーバ
  • AWS
  • GitHub

これらのうち、章を割いて解説されるものもあれば、少し触れられるだけのものもありますが、いずれにせよ「Webエンジニア」に求められる知識が、まさに「多岐にわたる」ことはよくわかります。我々も、研修の過程におけるおしゃべりや、先輩エンジニアたちによる講義、はたまた「Webアプリケーションは難しい」というスライドを示すことでもって、新人エンジニアに対して、求められるスキルの多様性を伝えてきました。

とはいえまあ、あんまり大変だとばかりいっていてもしかたないので、大変なことに変わりはないにしても、それなりに道をつけて一歩ずつ成長していってもらわないことには「研修」にはなりません。そういう意味で本書は、Webエンジニアとして入門したばかりの人々が、まず最初に一読してすべてを理解することは難しいかもしれないにせよ、その求められる領域の広さを、しかし要を得た選択と解説による記述でもって概観するには、ちょうどいい分量かもしれません。

当たり前ですが、この本だけで何かを完全に把握できるほどWebエンジニアは甘いものではないにせよ、右も左も分からないという初学者が、ひと通りあたりをつけ、次に何を学習するべきかを知るための道標として、役立つように思われました。その上で、コンピュータサイエンスの基礎についてもまた、移り変わりが激しい業界だからこそ長く役立つものだろうことは確かなのですから、それはそれでパタヘネ(コンピュータの構成と設計 第5版 上)や『詳解UNIXプログラミング 第3版』といった本をあわせて読むとよいのだろうと思います。

Webエンジニアの教科書

Webエンジニアの教科書

T-fal フライパン「ディフューザル」バジル 27cm

長いこと使っていたフライパンの、経年劣化していたのをだましだまし使っていたのだが、いよいよ耐えがたくなってきたので、近所のドンキホーテで日用品を買ったりしたついでに買い替えた。Amazonの方が数百円安いけど、まあよし。

かっこいい感じでそろえたいという気持ちもあるのだけど、面倒なのも嫌だしなあ。T-falは間違いないし、快適でよい。

GMOペパボ株式会社の執行役員CTOに就任しました

昨日(3/21)、GMOペパボ株式会社の執行役員CTO*1に就任しました。昨年8月に技術責任者に就任したのですが、今後はより一層、経営に近い立場で「技術」という切り口において会社の成長に貢献していきたいと思います。

今後やっていくこと

今後やっていきたいことを整理すると、以下の3つになります。

  1. 成長のための技術戦略の策定・実行
  2. 1.を実現するための技術基盤づくり
  3. 1.を実現するための組織づくり

これまでも「GMOペパボ攻勢の裏側にあった「技術的負債を抱えない開発体制づくり」3つの布石 - エンジニアtype」にある通り、あれこれやってきましたが、より踏み込んだ戦略を立て、実行していくつもりです。また、それぞれにおいて各論的にいろいろ考えていることはあるのですが、細かいことをここで述べてもしかたないでしょう。このブログでもこの1年あまり、上記についてあれこれと書いてきたので、是非そちらをご覧いただければと思います。

技術戦略

blog.kentarok.org blog.kentarok.org blog.kentarok.org

技術選択

blog.kentarok.org blog.kentarok.org

技術組織

blog.kentarok.org blog.kentarok.org

ところで

組織づくりにおいて最も重要なのは、いうまでもなく「ひと」です。minneへの大規模投資を始めとする各サービスでの事業遂行に際して、もっと大きく成長するためには、一緒にサービスを作ってくれる仲間が必要です。是非、以下よりご応募ください。

pepabo.com

まずは話を聞いてみたいという方は、ペパランチョン | 採用情報 | GMOペパボ株式会社という機会もご用意しています。ご飯を食べながら、おしゃべりしましょう。

*1:この役職が会社組織上どういう意味については「CTOとか役員とかに関する基本的な知識 - UNIX的なアレ」がわかりやすいと思いますので、気になる方はご参照ください。

全社的に使っているチャットツールをSlackに移行した話

ペパボでは、チャットツールとしてIRCを長らく使っていたのですが、先日、Slackに全面的に移行しました。その話を少し書いてみようと思います。

追記: 社長的にSlackに移行したほうがいい理由 | ペパボ社長ブログというエントリが出ていたので、そちらもご参照ください。

IRCの利用程度

そもそもIRCをどの程度使っていたかというと、職種や役職等を問わず、全スタッフ(アルバイト等も含む)が使っていました。つまり、エンジニアも総務も、マネージャーも社長もみんなIRCにいて、そこでフローのコミュニケーションを行っていたということです(ちなみに、情報のストックや、チャットには向かないような共有にはGitHub Enterpriseを使っています)。また、サーバの状態監視等の様々な通知や、いわゆるChatOps的なこともIRCでやっていたので、人間もbotもとにかくたくさんいて、賑やかな状態です。

IRCの問題

それぐらい活用しまくっていたIRCでしたが、たとえば以下のような問題があったため、解決策を模索していました。

  • ログを共有された形で保存し、検索するのが難しい
  • そのため、過去のチャット上での議論に基づいた発展が難しい
  • マルチデバイス対応が難しい。特にスマホアプリが使いづらい
  • IRCに接続していない間のメンションに気づけない

また、個人でSlackのようなツールを既に使っているひとにとっては、さくさく動いてリッチなUIを提供するアプリ、アイコンの表示されるモダンなチャット体験、豊富なインテグレーションなどの魅力もあり、IRCのシンプルさが、かえって見劣りするものであるとも感じられてきたりもしたのでした。

Slackへの移行プロセス

そこで、Slackに移行を目論む勢力が発生、Slack上にpepaboチームを開設し、自生を始めました。新しもの好きのメンバーたちがあれこれと試していく中で、これなら移行できそうなのでは?という機運が醸成されてきた流れで、経営会議において「移行するぞ!!1」ということになり、もろもろの手続き・計画・利用ルール作り(お金周りや情報セキュリティなどなど)を僕の方で取りまとめ、移行が実施される運びとなりました。その後の流れは以下の通り。

  • 2月25日: 情報セキュリティを担保した上で、移行計画の告知
  • 同日: Slack用のIkachanを作成
  • 2月27日: 開発関連の人々はほぼ移行完了
  • 3月上旬: 通知周りがほぼ移行完了
  • 3月9日: バックオフィスやカスタマーサポートも含めて移行完了
  • 3月18日: 有料プラン開始
  • 同日: 各種インテグレーション完了

以下のグラフを見るとわかる通り、上述のほとんどは3月初頭にはほぼ移行が完了しており、あれだけ活用しまくっていたIRCからの、通知まわりなども含めての移行に、1週間もかからなかったということになります。

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これは、それなりのアカウント数(現時点で260超)を持ち、多様な職種、2拠点からなる組織としては、相当のスピードを出せたといえるのではないでしょうか。この会社も長い間いろんなことをやってきており、蓄積されてきた経験に基いて安定した業務を行ってきており、それはそれで非常に素晴らしいことですが、いざ「大きな変化を起こすぞ!」という時にも、こうして全社を上げて素早い動きを見せることができるのは、誇らしいことであるとあらためて思います。

ところで

そんなペパボでは、さらなる飛躍的変化を起こしてくれる、エンジニアを始めとする各職種において、新たな仲間を求めています。是非以下をご覧になって、ご応募ください。ただいるだけですら知らずしらずのうちに(もちろん積極的にアウトプットすればさらに)成長してしまうような意欲的な環境を用意して、お待ちしています。

pepabo.com