Kentaro Kuribayashi's blog

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「花とアリス」

花とアリス

花(鈴木杏)とアリス(蒼井優)のふたりの女の子が、仲良かったり微妙に争ったりする映画。なんかソレっぽい(だけの)映画を撮り続け、個人的にはまったく好きになれなかった監督なのですが、「リリイ・シュシュのすべて」により、この年頃の女の子を撮らせたら世界的にあり得ない才能を発揮することをしらしめた、岩井俊二監督作品。花とアリスのやりとりや、記憶喪失ということにされてしまってふたりに翻弄される「先輩」がそこにからんでくるところもいいんだけど、やっぱ「岩井監督 + 蒼井優」のコンビは最強!!!

素晴らしいところが数多くあったのですが、特に挙げると、バレエスクールの仲間たちがきゃーきゃーゆってはしゃぐシーン、浜辺でアリスがいった冗談に花がキレてつきとばしたところアリスが逆ギレしてとっくみ合いになるあたり、そしてなんといっても記憶喪失の「先輩」に花のさしがねで偽の記憶を注入していくアリスが、その実、父親との想い出をなぞっていくところで、最後に想い出の「ハートのエース」を先輩に差し出されるところは、もうね、いまこれ書いてる最中も思い出し泣きしちゃうほど素晴らしい。

先述した通り「リリイ・シュシュのすべて」で「もしかしたら?」と思ったのですが、今度ははっきりいえる。岩井俊二は本当に素晴らしい。