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Kentaro Kuribayashi's blog

Software Engineering, Management, Books, and Daily Journal.

組織論としてのスクラムについて

マネジメント

アカデミックな組織論に位置づける感じでアジャイル開発プロセス(特にソフトウェア開発プロセスとしてのスクラム)について書いた研究について知りたい。

ここ2ヶ月、組織論周りの教科書や研究書、それらを学者たちが一般向けに咀嚼して書いた本を集中的に数十冊読んできて思うのは、スクラムでもなんでもいいんだけど、アカデミックな組織論が提供するバリエーションの範囲から出るところはそんなにはなさそうということ。そのうちのいくつのパラメタをいじると、たとえば「スクラム」と呼ばれるものになるという感じ。

なので、これまでの組織論の積み上げをちゃんと学習すれば、議論の余地のないところと議論するべきところがはっきりするんじゃないかなと思うわけだ。議論の余地のないことについて議論しても無駄なので、そういうのはさっさと本を読んで吸収し実践すればよいわけで、そこに時間をかけるべきではない。

で、議論の余地がありそうだなあというのはどういうことかというと、

で書いておいたような疑問。あとは、「WEB+DB PRESS Vol.75」や「WEB+DB PRESS Vol.78」で書いた、ソフトウェア、とりわけWebサービスというものの性質そのものを人間がどのように認識するのか、そしてそのために必要な組織論というところが議論するべきことだと、いまは直感している(もちろん、僕がものを知らないだけで、それらは既に解決済みの話かもしれない)。

既存の書籍で、かつ、ソフトウェアを開発するための組織に対する提案として優れているのは、今年邦訳が刊行された『組織パターン (Object Oriented SELECTION)』なのかなという感じがする。

組織パターン (Object Oriented SELECTION)

組織パターン (Object Oriented SELECTION)

WEB+DB PRESS Vol.75

WEB+DB PRESS Vol.75

WEB+DB PRESS Vol.78

WEB+DB PRESS Vol.78