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Kentaro Kuribayashi's blog

Software Engineering, Management, Books, and Daily Journal.

2016年6月17日

日記

視座を高めるにはどうしたらいいか。最終的には自分より優れたひとによって気付かされるというのが一番効果的だと思うけれども、個人でやれることとしては、できるだけ抽象的に、できるだけ遠くまで考えるという訓練をすることだと思う。

具体的な思考というのは、確かにすぐに役立つし、その範囲に限ると抜けもれなく考えられるメリットはある。また、その具体性についての共通認識があれば、コミュニケーションにおいて効率的でもある。しかし、その「範囲」というのはかなり狭いものにとどまる。具体的であることの、必然的な制約である。となると、新しいこと、考えの幅を広げる必要のあることには別の考え方が必要で、常に具体的に考えればいいというものでもない。

まずは、「抽象的な議論」と「ふわっとした議論」を区別することが必要だろう。「ふわっとした」と形容したくなる時、それはほんとに「ふわっと」しているのか、自分の思考能力が「ふわっと」しているのかは、常に自問されてしかるべきだろうと思う。

抽象的な議論が適切に行われるとき、その適用範囲は具体的な思考よりもずっと広い。それは抽象性の良さでもある。まずは言葉だけでひたすら考えてみるという訓練をすることで、思考って簡単にストップするものだなと実感してみるのがいいと思う。なぜそうなるかというと、ひとつには具体的な物事についての幅広い知識がないからということだろうし、単に思考能力が鍛えられていないからということもあるだろう。

実践的なTips的にいうと、なにか物事を考える時に「それって具体的にはどういうことなの?」という問いを、問いたくなるのをぐっとこらえて、できるだけ遠くまで考えてみるのがよいと思う。「もっと抽象的に考えよう」というのを標語に、自問自答してみること。