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Kentaro Kuribayashi's blog

Software Engineering, Management, Books, and Daily Journal.

リーダーシップはフォロワーシップから

こんにちは、あんちぽちゃんです。GMOペパボで執行役員CTOや技術部長やペパボ研究所長をやっております。

Pepabo Managers Advent Calendar 2016の第1日目の記事を担当します。

www.adventar.org

あなたにはリーダーシップはありますか?

突然ですが、リーダーの皆さんに質問です。

「あなたにはリーダーシップはありますか?」

そう質問されて「私はリーダーシップに満ち溢れている」と100%自信を持って答えられる人はわりと少ないんじゃないかと想像します。「そういう面もあるけど、足りてはいないかもしれない……」と反省する人が多いでしょう。

私だって、リーダーシップにあふれるリーダーになりたい!

リーダーシップのロバストな2軸

そもそもリーダーシップとはなんでしょうか。様々な人々があれこれと自説を述べていますが、それらを総覧すると、畢竟「Performance: 課題達成」と「Maintenance: 集団維持」の2軸に分類されます。

それを、神戸大学の金井壽宏教授は「リーダーシップのロバストな2軸」と呼んでいます。2軸を上述のPとMで整理したPM理論の創始者・三隅二不二による整理は以下の通り。

f:id:antipop:20161202175607p:plain

( http://www.stylishidea.co.jp/2013/10/17/productmanagers_and_tools/ より)

この図に自らをあてはめてみると、自分がのどのタイプなのかわかりやすいと思います。昨今話題の「サーバントリーダーシップ」にしてからが、この図式におさまるような古典的な話であったりします。

重要なのはフォロワーシップ

さて、およそ組織というものが集団による活動であるからには、リーダーさえ優れていればいいというものではありません。当たり前のことです。そうなると、先にリーダーシップの2軸を持ち出したりしましたが、それはまあ、現にリーダーたる個人が自らの立ち位置を図るためのものに過ぎません(とまでいうと言い過ぎかもですが)。

では他に何が必要なのか。

だいぶ旧聞に属することですが、デレク・シルヴァーズさんという方が、TEDにおける講演で紹介したこの動画に見覚えがあるひともいるでしょう。

www.youtube.com

率先して何かを行うひとだけでムーヴメントは起こりません。必ず、それについていくフォロワーがいてこそ、それは起こるのです。その意味では、フォロワーこそがムーヴメントを起こすのだともいえるでしょう。

フォロワーシップの率先垂範

そうなると、冒頭の問い「あなたにはリーダーシップはありますか?」に対して、Yesと答えられる人も、Noと答えざるを得ない人も、それぞれにリーダーシップの本質からは少しズレてしまっているかもしれません。

リーダーシップとは、誰かひとりの能力のみによって発揮されるものではないからです。

役職上のリーダーかどうかはともかく、誰かがある時ふいに「あれをやろう」と言い出す。そこに、「いいね、やろうぜ!」と一も二もなくのっかっていくこと。その時「やろう」と言い出すのは社長かもしれないし、勢いのついた新卒入社のスタッフかもしれません。

そんなわけで、何か勢いのある提案にどんどんのっていく、そんなフォロワーシップを私も磨いていきたいと思います。


Pepabo Managers Advent Calendar 2016の2日目はhsbtさんの「マネージャが仕事の仕組みを作る」です。

リーダーシップ入門 (日経文庫)

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