Kentaro Kuribayashi's blog

Software Engineering, Management, Books, and Daily Journal.

2019年9月28日

同僚の結婚式・披露宴に出席するために朝から渋谷へ。公園通りのパルコの交差点の北西角に近年できたビル。いまどきにおしゃれな感じで、若い人の門出を祝うのにふさわしい良さがあると感じた。式と披露宴も、ハプニングも含めて同僚氏のひとがら、愛されぶりがよく出ていて、非常によかったなあ。

丸善ジュンク堂書店に寄り、『[asin:480130396X:title]』、『[asin:4385362351:title]』、『ガラン版 千一夜物語(1)』を購入。ノースビレッジに寄り、D.Oさんの本を読む。

披露宴のときにI氏が、今日はホームパーティでハヤシライスを作る的なことをいっていて、ハヤシライスって大好きなんだけど自分で作ったことなかったなあと思い、肉やキノコなど材料を買って作成する。美味しいお店で食べる濃厚な感じが出ない(当たり前だが)。

2019年9月25日

昼ごろまであれこれやったあと、会社の年一回の開発合宿イベントのため、晴海へ。M5StackやM5StickV、およびその他の電子工作道具をあれこれ持ち込んで、安全な草刈り機のプロトタイプ作り。全体的な設計をざっと話し合って決めたあと、M5StickVによる人間の識別部と、M5Stackによるモーターのアクチュエーター部に分ける。僕は後者の部分を担当することにして、モーターをM5Stackにつなげたりなど。

ごく簡単なものであるにしても、ものづくりは面白いなあ。ハマリポイントが多いのは困り物だが、物理的に動くのはやはり面白い。

2019年9月24日

久々に家で寝たからなのか、頭痛……。ロキソニン飲んだり、ストレッチしたりなどで、夕方ごろにようやく回復。

なんかシーシャが煙たく感じるようになってきて、あんまり美味しくないという感じになってきた。そろそろシーシャブームも終わりなのかも。

ウンガレッティ全詩集 (岩波文庫)』が届いた。最近読んでいるカヴァフィスと同じく、ウンガレッティもまた、アレクサンドリアのひとなのであった。カヴァフィスがギリシャ語を母語とするギリシャ人である一方で、ウンガレッティはイタリア語を母語とするイタリア人であるという違いはあるが。文学の場所としてのアレクサンドリアに興味がでてきた。

2019年9月23日

奄美旅行9日目。13時の飛行機に乗る前に、まだいってなかった越山付近をめぐる。越山山頂で和泊町を一望。そこから半崎へ降りてしばし眺める。飛行機の到着遅れがあったものの、乗り継ぎに支障はなく、無事に JACからANAと乗り継いで、東京に戻ることができた。思わぬ長旅だったなあ。

旅装を解いたのち、シーシャへ。ひさびさに一服しつつ、あれこれ考えを遊ばせる。沖永良部で会った石田秀輝先生の『正解のない難問を解決に導く バックキャスト思考 - 21世紀型ビジネスに不可欠な発想法 - (ワニプラス)』を読んだ後、島で聞いた話なども参考に、セキュリティ事業についてある種の「環境問題」のような視座から考えることで、より広い視野を得ることができたように思う。そのあたりは以下のツイートに書いた。

ワインを買って帰宅して、飲みつつ写真の整理など。

2019年9月22日

奄美旅行8日目。台風一過で晴れとまではいかないものの、だいぶ風も落ち着いている感じ。ウジジ浜によってしばらく眺めたり。漂流ゴミがすごい。地元の子供達がボランティアで拾ったりしてるようだけど、追いつかないんだろうなあ。さらに、スーパーで昼ごはんを買って、「西郷どん」のロケ地の入り江へ。外海に面した場所なので、入り江のそとはすごい波。写真を撮っていたら、急に波が浜を埋め尽くすぐらい押し寄せてきて、慌てて逃げる。

先日いった時は悪天候で車からでられなかった田皆岬をぐるっと歩いて見て回る。西側に大きな古い石垣があって、これはなんなんだろう?と思う。軽くググっても出てこないし。さらに和泊方面へ進んで、和泊町歴史民俗資料館を訪問。ユリ推しな資料館だが、それよりもむしろトゥール墓についての資料や「おもろそうし」についての記載に興味を覚える。そのあたりも掘ってみたいなあ。

早めに宿に戻って、焼酎を飲みつつ『カヴァフィス全詩』を読む。その後、祖母宅に行って、夕食をいただく。母が昔の写真を持ち出してきて、Kと一緒に眺める。昔の写真なんてもうなくなったものだと思ってたのだが、残っていたのだなあ。懐かしい写真たち。焼酎を飲みすぎて、だいぶ酔っ払ってしまった。

2019年9月21日

奄美旅行7日目。本来なら今日の昼過ぎに沖永良部島を発つはずだったのだが、昨晩には欠航が決まり、延泊決定。明日の便はもう満席なので、明後日の便に変更する手続き。振替先の便の席がないおそれもあったが無事に済ませられた上、手数料もかからずに済んでよかった。

台風は今日がピークなので、海の様子を見に行きがてら、電話したら開いているというタラソテラピー施設へ。僕は入らずに『プラスチック汚染とは何か (岩波ブックレット)』を読み、読了。島の南側は大荒れで、風も波もすごい。島の北側、それもフーチャのあたりはどうだろうと思っていってみたのだが、南側に比べればずいぶん穏やかな感じ。吹き上がるところ見たかったなー。

宿に戻って、『教養としての「ローマ史」の読み方』の続きを読んだ。イタリア語の勉強のモチベーション素材というのと、カヴァフィスを読み始めたことであらためて古代ギリシャ、ローマ史を学んでおきたいという気持ちになったというのもある。ローマ史の本、もう少しあれこれ読み進めてみたい。

夜は、宿のテレヴィ受像機でラグビーワールドカップのニュージーランドと南アフリカの試合を観る。お楽しみのハカは、よく見る「カマテ」ではなく「カパオパンゴ」。南アフリカ戦ということで、気合が違う感じ。試合の方も、後半は南アフリカがペナルティで自滅してしまうまではかなり緊張感があって、見ごたえがあったなあ。

ピークをやや過ぎた台風による風の音を聴きつつビールを飲み、『カヴァフィス全詩』を読む。

2019年9月20日

奄美旅行6日目。昼から、沖永良部島ケイビング協会のガイドさんによる洞窟探検ツアー。初めてのひと向けのコースということで「リムストーンケイブ」へ。台風による増水を心配していたのだが、ガイドさんはわりと余裕な様子。そんならだいじょうぶだろうと、やや安心。車を止め、少し歩いた畑の脇からジャングルに入っていき、しばらく歩くと洞窟の入口。テンション上がる。

やはりそこそこ増水はしていて、水は濁っていて全然底が見えない。普段はほぼ透明とのことなのでちと残念だが、しかたがない。思いのほか水につかりながらの移動。景色は物珍しいし鍾乳石はきれい、ではあるのだが、すべりやすいし水音がざーざーいっていてガイドさんの声もあまり聞こえないので、あんまり周りを観るどころじゃなかったり。ところどころで写真をとってもらったり、ライトアップした様子を見せてもらったり。

この協会の方々も講師として指導を受けたという吉田勝次さんの『洞窟ばか』、『素晴らしき洞窟探検の世界 (ちくま新書)』を読んで洞窟探検に興味を持ち、一度行ってみたかったのだが、今回いけてよかった。指向性の強いヘッドライトをつけているので、眼を向けている方向以外は真っ暗。あとからふりかえると、最初に通ったすぐそばに脇道があったのに、行きは前を向くのに精一杯でそのことに気づかない。視点のちょっとしたズレがもたらす現実認識の大きな差異。地上でも同じことだろう。

祖母宅によって、祖父の本を3冊ほどピックアップ。宿に寄ってシャワーを浴びた後、また知名に戻って、先日お宅にお邪魔した石田先生主催の酔庵塾の会合へ。石田先生の沖永良部の10年間での学びについてと、食についてのお話。石田先生のお話は、これまでのサマリをざっとしれてよかった。食については、石田先生の話を受けて、依存型から自立型の経済にするためには、食料自給率を上げていく必要があり、ではどうやって実現するかという議論の話題提供という感じ。

沖永良部の域際収支では、400億円の生産に対して、240億円ほどが域外への支出となっている。その多くを占めるのが食料。現状の沖永良部の食料自給率は10%強。域外収支の改善のためには、自給率を上げていこうという話。ただ、単に自給率を問題にしているのではなく、自立型経済にしていくには、島内での経済循環の拡大が必須であり、そのことが島の産業の育成、雇用の創出、文化的な魅力向上につながり、若者が島に戻ってきたり、観光客の増加につながるという主張。

方向性として、基本的にその通りであると思う。一方で、自給率をあげるためには品目の多様化、土壌の悉皆調査、計画的な作付け割り当て、需要予測と安定供給などなど必要なことがたくさんある。さらには、島内での流通が農家にとって経済合理的である必要もある。島外に売るほうが儲かるなら、わざわざ島で売ることはないし、全体にとって合理的だからといって、売れる作物をやめてまで自給率の上がるものを作ったりもしない。そのへん、どうしていけばいいのだろうなーと考えたりした。

宿に戻って、石田先生にいただいた『光り輝く未来が、沖永良部島にあった! - 物質文明や金融資本主義社会はもう限界です - (ワニブックスPLUS新書)』を読む。経済成長については考えを異にするのだが、それ以外については納得的なところが多い。

昨日の日記にも書いたが、自分のやっていること、やりたいことを、もっと社会的なレイヤにおけるコンセプチュアルなこととして考え、表現できるようにしていかなければならないと思っている。これまで、そういうレイヤに対して結果的にデタッチメントしていたということもあって、ややうまく考えられないところがある。そのため、今後は積極的に社会的なコミットメントと実践をしていきたいと思っている。

2019年9月19日

奄美旅行5日目。台風17号が発生し、おそらく当初予定していた明後日21日には帰れなさそうな見込みになってきた。旅程の変更について、各所に相談。

うちの母、 Kとの3人で島めぐり。とはいえ天気もあまりよくないので、思うようにはいかないが。まずは、沖永良部をベースにさまざまな活動をされている石田秀輝先生のお宅にうかがう。急な連絡にも関わらず快くお迎えいただき、いろいろとお話をうかがえた。明らかに人物が大きいという印象を覚える。

そこから、近くの昇竜洞へ。小学生の頃ぶりだから、もう30年ぶりとかだなあ。けっこう憶えているものだなあ。出口の喫茶店で昼食。雨が降ったりやんだりしている中、田皆岬、半崎、世之主の墓、世之主神社をめぐる。懐かしい感じ。いったん宿に戻ってから、親戚が集まってお祝いしてくださる。

昼頃、僕も理事のひとりとして設立するCTO協会について、日経xTECHと日経産業新聞に記事がリリースされていたのを観た。ITに対する社会的な軽視がかなり深刻な状況をもたらしている昨今だが、そういうことに対して少しでもよくできるようなこともできればよいなあと思う。

自分のやっていることを、もっと社会的なレイヤにおけるコンセプトと、その具体的実践として語れるように整備していく必要があると思っている。同じ業界で前提が理解可能な状況だとコンセプチュアルな話をしやすいのだが、そうでないと難しいので、なにをやっているのかといわれて、適当に話してしまう。そういうのはよくないよなあと思っていたのだが、石田先生と話をしていて、もっと頭使って考えないとなあと気付かされた。