Kentaro Kuribayashi's blog

Software Engineering, Management, Books, and Daily Journal.

2020年1月2日

お昼頃起床。『地形の思想史 (角川書店単行本)』の続きを読む。

東京都写真美術館へ。展覧会を3つ観る。まずは「中野正貴写真展「東京」。この方のことは、ずっと前にTOKYO NOBODYと、そのメイキングみたいな映像を何かで観た時に知ったのだと思うけれども、その時に西麻布あたりを写した写真が、一番記憶に残っている。このような街を高精細に撮る写真は、写真家が意図したかどうかを問わず、記録的な価値を必ずはらんでしまう。そのことは、写真がアートであることにとって本意なのか不本意なのか、みたいなことを考えてしまう(以下、中野さんの写真そのものとは必ずしも関係のない話)。

写真が、ある時点における時間と空間を光学的現実としてパッキングするものであることにのみ価値を置くとしたら、そうした写真を観ることは不可能になってしまう。なぜなら、その時点と現在との懸隔の大きさに比例して記録的価値が高まるのならば、いま見るよりも常にあとに見るほうがよいことになってしまうからだ。しかし、我々は写真をそのようなものだとは認識していない。だからいま観覧できるわけだが、ではその時に我々は何によって無限の入れ子を断ち切っているのだろうか。それを可能にするのがアートとしての現在的な価値なのか、単なる無知による蛮勇なのか。

山沢栄子 私の現代」、まずはWhat I Am Doingのシリーズに圧倒される。70-80歳代に制作されたとはにわかには信じがたい、複雑な構成と手遊び的な遊戯性の両立、圧倒的なかっこよさ。その後、展覧会は過去作や影響を受けた人々の作品などの紹介へと続くのだが、そちらの方は特に感銘を覚えず。「至近距離の宇宙 日本の新進作家 vol.16」は、時間がなくてほんとに通り過ぎるぐらいでしか観られなかったのだが、濱田祐史・八木良太両氏の作品に心惹かれた。濱田さんは、PGIで個展をやっているようなので、今度いってみよう。

浅草へ。Kの家族と大成苑で夕食。昨年はこちらのお肉をとってもらってKの実家で食べたのだったが、店舗の方に来るのは初めて。いまどきもう珍しい昭和感あふれるお店。そして、やっぱり肉はとても美味しい。いまどきの上品なものとは違ってがっつりした感じなのだが、柔らかくてジューシー。また来たいなあ。その後、しばらくテレビを観たり。NHKの筋肉についての番組を観ながらストレッチをする。また筋トレをちゃんとやり始めたので、今年はもっとしゅっと体を絞りたいなあと思う。帰宅して、地形の思想史 (角川書店単行本)』を読み終える。